この画像は、2017年2月18日公開の映画『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』の1シーンです。
当ブログをいつもご覧くださっている皆様は、画像に登場しているサーバーは「何かに似ている」と思われるのではないでしょうか?
実は、このサーバーは、IBM z Systems ファミリーの最上位機種であるIBM z13がモチーフとなっています。
* #劇場版SAO のハッシュタグなどを経由して、本記事にアクセスくださった皆様、以下が、モチーフとなったサーバーです。
モチーフとしてIBM z13の外観が採用された背景について、原作者である川原礫先生からコメントを頂戴しておりますので、ご一読ください。
以前から、メインフレームというものには強い興味や憧れを抱いていました。分散型のオープン・システムにはない存在感、もっと言えばロマンがあるような気がしていたんです。 今般IBMさまを訪問する機会に恵まれ、IBM z Systemsという メインフレームについてお話を伺うことができ、五十年以上にわたるメインフレーム進化の歴史と社会を支えるインフラとしてのテクノロジー、そしてIBM z13実機の圧倒されるような佇まいに強い感銘を 受けました。 かねてから『劇場版ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』にz Systemsをモチーフにしたサーバーを登場させたいと思っていたのですが、 今回その希望が叶ってとても嬉しく思っています。
川原先生のコメントにある「社会を支えるインフラ」は、まさに、z Systemsというメインフレーム・サーバーの役割を一言で表現してくださっています。
z Systemsの「z」は、「zero downtime」の「z」。つまり、z Systemsはシステムやサービスの停止時間がないサーバーであり、常に稼働していることが求められる重要な業務に使用されています。
メインフレームというサーバーをご存知の方は、主に金融機関で用いられているシステムであるとお考えかと思います。実際には、電力会社やガス会社など 社会インフラを支える多くの企業で採用されているサーバーであり、以下の動画をご覧いただくとわかるように「メインフレームなしでは5分間でも生活できない」のです。
もちろん、 『ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール』に登場するサーバーはIBM z Systemsではありません。しかし、「社会を支えるインフラ」という点では、z Systemsと同じようにゲームの社会を支えています。
映画をご覧になり、 #劇場版SAO のハッシュタグや、映画に登場するサーバーの外観に惹かれて、本ブログに到達くださった皆様に、社会インフラを支えているサーバーである IBM z Systemsという メインフレームに関心を持っていただければ幸いです。