ゲンロン監修チェルノブイリツアー、リピーター森絵美さんの声

ゲンロン×H.I.S.「東浩紀と行くチェルノブイリ事故の記憶とキエフ騒乱の足跡をたどる7日間、募集閉締切が間近になってきました。

前回のツアーが開催されたのは2013年11月。その後、facebookグループを立ち上げて、参加者の情報交換の場としています。そこでチェルノブイリツアー第2弾への応援メッセージをお願いしたところ、なんと、リピーター登場!参加者の声ならぬリピーターの声をお届けします。

催行が決まればですが、2回目のチェルノブイリツアーに参加することになりました、森絵美です。1回目の旅のあと、日本で見たこと考えたことのフィードバックをして、またいろいろ持ち帰りたいです。

「またあそこに行きたい」と最初のきっかけを思い返せば、ソフィア聖堂を見たことかもしれない。日本の寺や神社とはぜんぜん違う雰囲気で、なんだか息苦しくなって中庭でヘタり込んだ。祈りとはなにか。宗教観の違いを目の当たりにした。綺麗だった。

これまで10カ国旅したことがあったけど、チェルノブイリツアー(ウクライナ)で受けたカルチャーショックほど大きいものはなかった。1週間しかいなかったけど、興味湧きすぎて、苦手だった世界史に手をだした。

ウクライナ(とロシア)って、書店に行ってガイドブックさがしてもぜんぜんなくて、「地球の歩き方」くらいしかなかった。こんなに面白い国なのに勿体ない!って思う。だから実際に行ってみるのが一番の近道デス。

このツアーのはずせない要素が、対話だったと思う。ツアーの方同士で喋ること、現地の人の気持ちを聞くこと、一つの経験をより重層的にしてくれた。

すごく目的意識をもって参加する人も、物見遊山な人も、「軽い気持ち」で参加する人も、一緒にツアーに行くから楽しかった気がする。私はガツガツせずに何となく見てるほうが、素直にモノが考えられて好き。気持ち的にも自由度が高いと思う。

チェルノブイリツアーは、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちと出会い、ゾーン内で受ける圧倒的な体感を得て、もちろん検索ワードはみつかりまくりで、1年かけても消化しきれてない。東浩紀さんの『弱いつながり』を地でいくような旅だった。

だから次は、キリル文字を覚えて、看板が読めるくらいにはしておこうと思います。あとCDとか売っていたらジャケ買いしたい。あ! チェルノブイリ博物館の感想、まだ出してなかったから、渡して来よう……。

自由行動の日に食べたウクライナ料理。現地のガイドさんに聞いて、6人だったかな? 一緒にワイワイ言いながら、地図を頼りに行ったレストラン、安くて可愛くておいしかった。写真もお気に入りの一枚。水餃子みたいな地元の名物はワレニキといって、いろんな味付けがあります。私が食べたのはシャケといくらのワレニキです。

ツアー中に食べたウクライナ料理は総じて美味しくて、ボルシチにカツレツ、パンが印象に残ってます。あと、ゾーン内のレストランで生ビールが飲めたのは、すごく驚いた。あ、そうだ。ポロシェンコ大統領がオーナーの「ロシェン」のチョコレートもお土産に最適です。

キエフ市内の、、、もしかしたら一部の方しか見ていない、写真をアップしてみます。

1)キエフのスーパー。上から見ると市場みたいですね。みなさん、お土産にたくさんのお菓子をゲット。ウクライナビールもここで購入できました!

2)ミハイロフ修道院近くから乗れる、ケーブルカー。片道20円くらいで乗れる庶民の足!レトロな雰囲気がたまりませんでした。

3)キエフの本屋さんにも行きました。私は職業柄、絵本を7冊ほど購入。一文字も読めませんが、ウクライナの「複雑な」歴史がビジュアルで伝わってくる1冊もありました。

4)遠く、この地でもカラオケ文化もどうやら根付いているようです。